こんにちは。鍼灸師Aです。
【第19回】鍼灸と乳がん治療:背中の変化に出てきた抗がん剤の副作用との背中について、
解説させていただきます。
Rさんの背中真ん中あたりに
直径1.5~2cmくらいの大きなおできのようなものができていました。
おできは右側の方が大きかったです。
ツボでいうと
膈兪(かくゆ)・肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)
あたりになります。
右のこのあたりは、まさに肝臓の位置。
膈兪は、お血・血の道と関係するツボ。
鍼灸の視点でみると、
抗がん剤で血が汚れ、肝臓などの内臓に負担がかかっている、
ということを表していました。
体は正直だなあ、と納得したものです。
では、抗がん剤治療をしているすべての方が、
背中におできのようなものができるかというと、
そうではないようです。
Rさんと同じような抗がん剤治療をされた方で、
背中は特に変化がなかった方もいらっしゃいます。
ただしこの方は、足の方の肝臓や消化器系などの内臓のツボに
反応が出てました。
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