同じ症状といっても、病の深さ、邪気の深さは、
それぞれです。
それはまるで層になっているかのようで、
一枚はがしたら、次の一枚が出てくる、、、
はがしても、はがしても、また出てくる、
いったいどこまであるのか、終わりはあるのか、、、
そんな感じのこともあります。
冷え症もそうです。
数回の治療で、大きく改善する方もいらっしゃれば、
週一の治療を1年やっても、まだまだ冷えがたくさんある、
という方もいらっしゃいます。
冷え症といっても、そのレベル、重症度はそれぞれです。
鍼灸治療で、お灸、ホットパック、遠赤外線レッグホット、コウケントーなど、 いろいろな手段で温めます。 その時、温めれば温まり、その温かさをキープできるのは、 軽症と考えていいでしょう。
温まったことを確認し、温めるのをやめると、冷えてしまうレベル。 冷えたらまた温め、鍼灸治療で血流を良くし、 温かさをキープできる体作りを目指します。
いくら温めても、全く温まらないレベル、かなり重症です。 このレベルの方を、今まで何人もみてきました。 とにかく温めと鍼灸治療を根気よく続けるしかありません。 もちろん日常生活でも気をつけていただくのは必須。 中度、軽度になるのに、何年もかかった方もいらっしゃいます。 たとえ何年かかっても、やらなければ改善はしません。 ほんとに辛抱強く継続するしかありません。
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