スマホ首・スマホ猫背～急増中！～

最近急増中の「スマホ首」。 これは、スマートフォンを使用しているときの首の形のことで、 頭を下に傾けて首を屈曲している状態です。

これまで悪いとしてきたデスクワーク・パソコン姿勢は、腕や上体を動かす余地がありました。しかしスマホ姿勢は、一点を凝視し動いているのは人差し指1本だけ！　このような姿勢でいると、頭蓋骨と首の骨(頸椎)の境目である後頭窩(こうとうか)、いわゆる盆の窪(くぼ)といわれる個所がガチガチに固まってしまいます。

うつむくことによって後頭窩が広がり、周辺の筋肉は必要以上に引っ張られ、硬くなったり損傷や炎症を起こし首を動かせなくなることもあります。 振り向いたり頭を後ろに倒そうすると痛くてできない、そんな方がたくさんいらっしゃいます。

損傷や炎症で痛みがある場合、マッサージや指圧をすると悪化する場合があります。 鍼灸治療はマッサージのように筋肉に機械的刺激を与えることなく治療ができるので、このような症状に有効です。

このような不自然な姿勢を続けることは首に大きな負担となり、 首肩のこりや痛みだけでなく、いろいろな症状を引き起こす原因になります。 代表的な症状を上げてます。

•首肩こり・首の痛み
•椎間板症(椎間板性疼痛)、頚椎症、手のしびれ
•頭痛
•めまい、吐き気
•自律神経失調症
•うつ

首の骨にかかる負荷

首の曲がる角度が大きくなるほど、首への負荷が大きくなります。ですからスマホは首を曲げないで使用しましょう。 とわかっているけど、気づくと首が前かがみになっている、それが問題ですね。 こればかりは自分で気をつけるしかないことです。気づいたら治す、気づいたら治す、この繰り返しです。