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鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜


【第14回】あの頃の体調(カテゴリー:当時の体調)


病気が発覚した頃、「胸以外に自覚症状はなかったのか?」と聞かれることが多かったのですが特にありませんでした。いや、正確に言えば「ないと思っていた」と言うのが正しいです。

当時の私は、お世辞にも規則正しい生活をしていたとは言えませんでした。 でも、とても悪い生活をしているわけでもなく不健康でもなく、自分では普通の生活だと思っていました。でも今思えば
●仕事が忙しく夜遅くまで働く。
●土日のどちらかは仕事をしている。
●人間関係のストレス過多。
●お風呂はシャワーで済ませることが多い。
●不規則な食生活。(栄養バランスもそこまで気にしていない)
と言った感じで胸を張って健康的な生活とは全く言えません。 しかし、私のような生活をしている人、そのような環境に置かれている人はきっと多いと思います。

同じ病気をした人が話していたこと。 「病気が発覚する頃って尿の臭いがおかしくなかった?」 私は、尿に関してそう感じることはありませんでしたが今になって思うのは、便の臭いのこと。恥ずかしい話ですが、お腹の具合はいつもどこか悪かった気がします。


しょっちゅう下痢をする、便秘気味になる、悪臭がする。 もちろん、便なのでそれなりの臭いがするのかもしれませんが、今と比べるとやはり昔の方が何かおかしかった気がします。「大腸は第二の脳」や「腸は体の根っこ」と聞くことが増えましたが、やはり大腸の変化は体の異変だったのだと思います。

忙しすぎて自分の体の異変やSOSに気づいてやれなかった。 「もっと自分を大事にしなさい」と言われてきたこと、今ならわかります。忙しい時代だからこそ、体の声に耳を澄ます余裕を持つことが大事なのだと思います。

つづく

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