鍼灸院に治療にいらっしゃる多くの方が、
体になんらかの不調があるためにいらっしゃいます。
不調の度合いはさまざまです。
ちょっと具合が悪いかな~、という程度から、
ワラをもつかむ思いの方もいます。
そして自分の健康に真剣に取り組むのは、多くは後者の方です。
ほんとに痛い思いをしてわかる健康の大切さでしょう。
人間は、痛い思いをしないとなかなか気づかないもの。
なまじ健康で、無理がきいて、結構ハードな生活もやれたりすると、
「自分は体が強い、人より健康だ。」と思いがち。
徹夜だってへっちゃら、休みがなくてもガンガン働ける、
アフターだって、どんどん行っちゃうわよ~。
暴飲暴食なんのその。
そのペースが一生続けばすばらしいと思います。
でもそんな人は、ほんの、ほんのひとにぎりです。
いくら健康でも、無理をすればそれは自分に返ってきます。
でも健康に自信があると、自分が弱っていることになかなか気づきません。
よく、体が弱くて、いつもどこかが痛い、悪い、
と言っている人の方が長生きをすると言いますよね。
そういう人の方が、ちょっとした体の変調をキャッチして、
早めに対処するから大事にならないとも言えます。
体が弱いことは、決して悪いことばかりではありません。
健康に向けてどう取り組むかで、かわってきます。
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