片頭痛は多くの場合、こめかみから目のあたり頭の片側に起こるためこう呼ばれていますが、
必ずしも片側ではなく頭頂部や両側に起こることもあります。
睡眠不足・空腹・天候の変化・知覚刺激・精神的ストレスが誘因となり、三叉神経が興奮すると
発痛物質が脳血管や髄膜に過剰に放出され、痛みの原因となります。
またエストロゲンの血中濃度の変動が頭痛の引き金となることもあります。
家族性片麻痺性片頭痛は、まれな片頭痛のタイプで、1番、2番、19番染色体遺伝子の欠損が関係するとされています。
※片頭痛は、脳神経の三叉神経から過剰に放出されるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)というペプチドであることがわかってきました。
現在はCGRPを標的にした新たな治療薬が開発されています。
片頭痛の約25%に、発作の前に前兆がみられます。以下その特徴です。
治療は薬物療法が中心です。アセトアミノフェン、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、エルゴタミン、トリプタンなどが よく用いられます。片頭痛のおもな原因は発痛物質(CGRP)の過剰放出ですが、トリプタンにはこれを抑制する作用があり、服用すると約30分で効果が現れます。 吐き気が強くて内服できない場合は、点鼻薬や自己注射薬が用いられます。
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