群発頭痛のメカニズムは、まだよくわかっていません。 ホルモン説、体内時計の狂い、遺伝子説、水痘ウイルス説など諸説あります。
群発頭痛が起こると、一般の痛み止め(鎮痛薬)では痛みを抑えることができません。群発頭痛の治療のひとつがトリプタンの自己注射です。
トリプタンには、三叉神経の興奮を抑え、痛みを鎮める効果があります。
内服薬は薬の効果が現れるまでに30分~1時間程度かかるため、群発頭痛では即効性のある注射薬を使用します。通常は注射をしてから10分間くらいで痛みが軽減し始め、15分間以内には痛みがほぼなくなります。
群発頭痛のもう1つの治療の柱が、酸素吸入です。
1分間に7~10リットルのペースで医療用の酸素を15分間吸入することで、群発頭痛の症状が改善します。
高濃度の酸素を吸入すると、脳にいく血液量が低下し、脳は酸素不足になります。
なぜ効果があるのかは、はっきりとわかっていませんが、拡張した脳血管を収縮させる、脳血管の周囲にある三叉神経の炎症を鎮める、副交感神経の興奮を抑えるという3つの可能性が考えられています。
ただし、酸素吸入を行っても効果がない場合もあります。
一般的な予防薬としてはベラパミル、炭酸リチウム、バルプロ酸、トピラマート、ステロイドなどがあります。
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