特に理由はないのに、手のひら足裏にじわ~、ベタ~と汗をかく、ポタポタたれるくらい汗をかく、
いつも汗をかいて湿っている、濡れているという方、要注意です。
汗をかくのは、体が熱いから?暑がりだから?
いいえ、この汗は暑いからかいているわけではない場合があります。
手のひらや足裏に、暑くないのに汗をかく、
汗をかく理由が無いのに汗をかく、
それは自律神経の乱れからきているかもしれません。
「手に汗を握る」という言葉がありますが、危険な場面や緊迫した場面を見聞きしたり、実際にそういう状態におかれた場合、緊張してハラハラドキドキし、心拍数が高まり体温が上がり、思わず手をぐっと握り、その手に汗をかきます。
これは交感神経が興奮したため汗をかいた状態です。
そのような状況で手に汗をかくのは正常ですが、そういう状況でないのに手に汗をかくことが自律神経の乱れというのです。
重症度ですが、かく汗の量によります。少し湿るくらいですと軽症ですが、ポタポタたれるくらいの汗がひっきりなしに出るようですと
かなり重症です。
軽症のうちに改善すれば早くよくなりますが、軽症ですと多くの方が自律神経の乱れであることに気づきません。
なにも対処しなければ、悪化する可能性があります。重症になってからですと、改善するのに時間がかかります。
鍼灸治療では、全身状態を整え、自律神経のバランスをとるのに有効なツボを使っていきます。また治療時において、リラックスすることも大切です。
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