たとえば、交感神経が優位になり副交感神経があまり働かない場合、
副交感神経をもっと働くようにすればいいわけです。
いたって簡単な理屈ですよね。
しかしこれがそう簡単にはいかない。
なぜ簡単にいかないか、それは自律神経は自分の意志とは関係なく働く神経だから。
「こうなれ!」と命令を出しても思う通りにはならないのです。
交感神経が優位になりがちなため寝付けない人が、
「もう寝る時間だから、副交感神経よ、もっと優位になりなさ~い」
と思っても、なかなかうまくいかない…。
自律神経失調症が長きに渡って続いている場合、
一日二日で、あっという間に改善とはいかないのが現状です。
やはり積み重ねてきた分、それなりに時間がかかるようです。
また、原因を排除すれば症状というものは改善されます。
たとえばストレスの原因は「仕事」という場合、仕事をしなければいいわけです。
それができる人はいいけど、そうはいかない場合、困ってしまいます。
それに仕事をやめたからといって急に改善しないことも多々あります。
長年積み重ねてきたものは、そう簡単になくならないということでしょう。
●自律訓練法などによるセルフコントロール
●薬物療法
●カウンセリングなどの心理療法
●鍼灸治療、指圧やマッサージ、ストレッチなどの理学療法
●音楽療法やアロマテラピーなど五感に働きかける治療法
●自己管理によるライフスタイルの見直し
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