過敏性腸症候群とは小腸や大腸に病気などの異常が見つからないのに、便通の異常や腹部の不快な症状が続く病気のこと。
(英語表記irritable bowel syndrome:IBS)
はっきりとした原因は不明ですが、ストレスが大きく関わっているとされています。
●便秘または下痢が長く続いている
●便秘と下痢を交互に繰り返す
●残便感がある
●腹痛が頻繁にある
●腹部膨満感がある
●腹部がゴロゴロ鳴る
●排便によって腹部の不快感がやわらぐ
●おならがよく出る
●ゲップがよく出る
●食欲不振
●吐き気、嘔吐
過敏性腸症候群の診断基準には、従来よりRome基準というものが用いられて、現在は2006年に作成されたRomeIII基準が用いられています。
【RomeⅢ基準】
腹痛あるいは腹部不快感が、最近3ヶ月の中の1ヶ月につき、少なくとも3日以上は生じ、
その腹痛あるいは腹部不快感が、以下の3つのうち2つ以上を満たすもの
(1)排便によって軽快する
(2)排便頻度の変化を伴う
(3)便形状(外観)の変化を伴う
と定義されています。
●ストレス
●過剰な腸の働き
●腸の「知覚過敏」
●不規則な生活習慣
これらの中でも最大の原因だといわれているのが「ストレス」。身体的・精神的にストレスを受けることによって自律神経のバランスが崩れ、
これに伴い腸が知覚過敏になり、腹痛や便意の異常(下痢・便秘)などの症状を引き起こすとされています。
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