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鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜


【第19回】背中の変化(カテゴリー:今思うこと)


先日、 A先生の鍼灸治療時に「Rさんは気づいていないと思うし、私にしかわからないと思うけど、 前は背骨周りがボコボコしていたのが随分なくなってきたよ」と教えていただきました。 たまたまA先生の治療を受けている方の中に私と同病の方がいらっしゃって、同じく背中の凹凸があるそうです。

前回の記事ではありませんが、どこかで調査されているわけではないけれど自分で見出した統計や、 A先生にしかわからない患者さんの体調の変化ってあるんだと思います。

私はまぬけに「へぇ、そうですか」と答えただけで、背骨周辺の凹凸はなぜできるのか理解していないのですが、 その凹凸となっていたもの?が引いてきたようです。 背中は鏡でじっと観察できる部位でもないので自分では気づかないのですが、改めて考えてみると割と体調の変化が出やすい部分だったなと思います。

すっかり忘れていたのですが、化学療法をしていた時背中に発疹のようなものが出ていたようです。 当時A先生に「どうしたの?」と聞かれ「副作用のひとつです」と答えていたようなのですが記憶をなくしています。 背中には内臓の疾患が表れやすいと言われているように、皮膚に表面化していたのだと思います。

皮膚だけでなく化学療法をしているときはずっと背中が痛く重くだるくつらかった。 薬の分解でフル回転する肝臓に負担がかかっていたのもあると思いますが、内臓の調子が悪いと背中に症状が出るというのは本当だなと思います。

背中の痛み緩和のために、ここでも登場するのがお灸です。 背中は手が届かないのでいろいろ工夫が必要でしたが、それでもなるべくお灸をしました。

先日のブログにも書いた足裏のお灸と同じく、背中もまたツボに入ると刺激的な熱さと痛みがありましたが、やはりやるとやらないのでは大違い。 寝る前にお灸をするとよく眠れました。体も温まり、背中の辛さも軽減したのです。

背中に痛みがあってもなくても、きっと背中にも負担がかかっています。 誰か手伝ってくれる家族やパートナーがいるなら、背中のお灸をたっぷりしてもらうといいと思います。

セルフでも、背中に安全かつ狙った部分にお灸ができる道具があるといいですね。 開発してほしいです。ブログを更新するたびに思いますが、お灸って万能です。

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